気持ちを吐き出さないと年越し出来る気分になれそうもないので書きとめておきます。
個人的な思いで、アウトドアとは何の関係も無いのでスルー推奨。
長文失礼します。
chai(チャイ)が家族の一員となったのは今から10年前
生後3ヶ月にして、まるで売れ残りのようにセールされてました。
抱きしめた瞬間にこの子を引き取りたいと直感的に思い、急な事で嫁に驚かれた記憶。
自宅に到着すると「ゴロゴロ」と猫特有の喉を鳴らすことを通り越して
「ヒクヒク」と気管支系の病気を疑うほどに喜んでいたようすを今でも鮮明に覚えている。
初めて家に来たのに粗相もなく、全く手のかからない賢く控えめな性格の男の子。
チャイが家に来てから2人の子どもに恵まれました。
おそらく猫にとってはストレスがかかる事の連続だったとは思うけど
まるで子どものお守りをするように、二人の成長を見守り続けてくれました。
噛んだり引っ掻いたり、威嚇するような行動は思い出す限り記憶にない、とても優しい性格。
瞳孔が開いていて閉じない、もしかしたら目が見えていないと思い病院へ連れて行ったのは2ヵ月前、10月末頃の事。
動物専門の眼科では、目に異常が無いという結果を受けて、どうやら脳や視神経に問題が疑われるという診断。
視力はほぼ失ってしまった事に早く症状に気がついてあげられなかった自分が情けなかった。
ステロイド投薬で一度は回復の傾向が見られましたが、体調は少しずつ下降していく。
運良く、とても良心的で信頼の置ける動物病院の先生に出会うことが出来た事に、ただただ感謝。
突然の体調不良に家族は戸惑い、悩みながらも見守ることを選択しました。
急変したのは天国に旅立つ2日前。
視力は完全に失われたようすで一方方向にのみ旋回をはじめる。
しばらくすると癲癇のような症状、全身が痺れてしまったようで歩行が出来なくなりました。
最後まで誰にも迷惑をかけず、ひっそりとまるで眠るように旅立ちました。
4週間経過した今でもチャイを思い出すと涙が勝手に溢れます。
突然、家族を失った事で心にポカンと大きな穴が開いてしまいました。
わずか10才というあまりにも短すぎる一生。
死に向き合えず、正直今でもまた逢えるような気がしてしまう
やれる事はやっていたつもりでしたが、もっと寄り添いたかった…
あたりまえのようにこれからもずっと同じ時間を家族の一員として共有出来ると思ってました。
君に出会えた事が奇跡で素敵な時間をありがとう
天国で安らかにお眠り下さい